理屈じゃ、なか!

 外国人相手の金銭トラブルに巻き込まれた、と言うお便りを頂きました。
 その方は、弁護士さんに相談したけれども、結局泣き寝入りだったそうです。
 その方への、私まるかつからのお返事に、若干手を加えて載せますね。

(まるかつからのお返事)

 **さんへ
 大変な目に遭われましたね。
でも、授業料だと思って、次の活動に備えてくださいね!
 一般に、弁護士でも、行政書士でも、自分の得意分野というものがあります。
債権の回収(貸したり、取られたり、騙されたり、したお金を返せ!)
というものは、もっともノウハウの必要とされる分野でもあります。
 ちなみに、債権の回収を私が依頼された場合、
最も効果的だと実感しているのは、電話をかけまくることです。
同業者に聞いても「夜討ち朝駆けしか、無いでぇ」と言いますから、
あまり楽な仕事ではないですね。
それでも、この仕事が好きだ、専門だ、という人は居ると思います。
また、逆に、借金取りから逃げることを専門にしている人も居ると思います。
 ですから、次回からは、一人の弁護士さんだけでなく、
いろんな人に聞いて回った方がいいと思います。
「まかせなさ〜い」という人がいるかもしれません。

(お返事 終わり)

 前にも書いたと思いますが、
「法律的には、ああで、こうで、
 こうすることが出来ます」
「こういうふうに構成することも出来ます」
とか言う話は、
依頼者の方には、
実はどうでもいい話であって、
ともかく解決してほしいのです。
 ここが、試験と実務の違う所です。
 あまり良い事ではないのでしょうが、
政治家を通したら、許認可が下りた
と言う話は、時々聞きます。
 許認可が欲しい依頼者から見れば、
筋を通して「ダメでした」と言う行政書士より、
政治家を通して「何とかなりました」という行政書士の方が、
役立つことは言うまでもありません。
(くどいですが、良いとか悪いとか言う次元は別です)

法律なんて、一応あるけれど、
いざと言うときは、
「理屈じゃ、なか!(=理屈じゃない、心だよ!)」
という人間力みたいなものがモノをいうような気がします。

今日は、ここまで。また、読んで下さいね!
皆さんにこれからもよいことがたくさんありますように!

2003年12月24日10時00分01秒
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