「ヽ(^o^;)ノ大丈夫。なんとか、なりますよ!」

「人間、生きてるだけで、幸せです!」



 深夜特急 第二便 ペルシャの風 (沢木耕太郎氏)



 いつぞや、このメルマガで紹介した

沢木耕太郎氏の「深夜特急」、

今、第二便を読み終わりかけています。



 第一便で、元気一杯だった沢木氏も

第二便に入り、

インドからアフガニスタンを抜けてイランへ行く旅の途中、

さすがに疲れが見えてきます。



 沢木氏には申し訳ないですが、

疲れが見える沢木氏の文章を読み、

「あぁ〜、俺だけではなかったんだなぁ〜」

と感慨深いものがあります。



 私も15年ほど前のバックパッカー時代、

旅の途中から、疲れがたまり、情けないことも多々ありました。

 何のために歩き回っているのか分からなくなり、

人々の親切さえ素直に受け取れなくなっている

自分を情けなく思ったものでした。



 しかし、沢木幸太郎氏ほどの屈強なジャーナリストでさえ、

そのような状況に陥ることを知り、

沢木氏には申し訳ないですが、

ホッとするものがありました。



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 誰もが寂しいのだ。私にしたところで、その部屋を出て、

一人でアベズ・ホテルに帰る途中は、夜気の冷たさとあいまって

しみじみとした心寂しさを覚えてしまう。街の前後にある丘の

斜面には、びっしりと家が建っているが、そこから洩れてくる微かな

灯りを見ると心動かされそうになる。ふと、あそこには本物の灯が

あるのだなあ、などと思えてきてしまうのだ。

 これから私がヨーロッパへ向かうと知ると、ドイツに一年いたという

ダンディーの横田さんはこう言ったものだった。

「ヨーロッパの冬は寒いぜ。でもそれは、雨が降るから、

 雪が降るからという寒さじゃない。宿に帰っても誰もいない

  という寒さなんだ」

 しかし、その寒さはヨーロッパに限ったものではなく、旅人が

迎えなくてはならない冬というものに、常について廻るものの

ようにも思えた。

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(深夜特急 第二便 ペルシャの風 新潮社 217ページ)



 旅に疲れ果てたバックパッカー

(沢木氏は「ヒッピー」と表現されています)

たちの描写を読むと、

「あぁ〜、旅に疲れていたのは、俺だけじゃなかったんだ」

と安心します。



 旅をしていた頃は、自分のふがいなさに

劣等感のようなものを持っていました。

なんで、もっとタフに旅を楽しめないのか・・・。



 そんな劣等感は不要だったようです。

 どうも、バックパッカーたちは、

その多くは疲れ果てていたようです。



 人生の中で感じるいろんな劣等感は、

実は全てそんなものなのかも知れません・・・。



 今は、ここまで。また、読んで下さいね!

 皆さんにこれからもよいことがたくさんありますように!

ヽ(^o^;)ノ大丈夫。なんとか、なりますよ!

「あなたにも私にも、あなたの大切な人にも私の大切な人にも

 良いことだけ起こります(キッパシ!)」



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