「ヽ(^o^;)ノ大丈夫。なんとか、なりますよ!」

「人間、生きてるだけで、だいたいOK!」から(再!)スタートしましょうよ



 午前2時に無事連れ戻された人



 92歳のおじいさんと仲良くなった次の日ぐらいかな、

僕たちの病室に、また別の人が車椅子でやって来ました。



 無精ひげが伸び、憔悴した表情でした。



 お昼頃に車椅子を看護士さんに押されてやってきて、

夕方までに、何度か看護士さんと言い合っている様子でした。



 その頃には、僕はかなり体力も回復して、

(やっぱり病院って、すごい!

 もし、家から近いのなら、断然入院を勧めます)

携帯オーディオで音楽聴きながら、腕立て伏せやら体操していたので、

言い合っている内容までは分かりませんでした。

ただ、看護士さんの「じゃあ、おうちに帰ろうか?」

と言うのに答えて、

「俺には帰るところがない」

と答えていたのを覚えています。



 その人、病室の入り口に立ち、

家族を待っているのか、お医者さんを待っているのか、

とにかくすごく不安そうでした。



 その気持ち、今なら、とてもよく分かります。

入院して、最初は意識も朦朧としてるから、そうでもないけれど、

意識がしっかりしてくると、

入院している事自体がものすごく不安になります。



 その人、憔悴しているとは言え、

意識ははっきりしているようでした。

それがかえってまずかったかもしれません。



 その人、夕食前に、たぶん歯ブラシか何かを持って、

病室を出て行ったのを僕は見ました。



 その人、その日、戻ってきませんでした。

その夜、家族の人4〜5名が面会に来て、

「居ない」と騒いでました。

たぶん、奥様でしょう、

「もう、どこへいったんよ」

という悲しげで焦りのある声が

僕のベッドに聞こえてきました。

警察に届けられたようです。



 もう少し早く、面会に来てあげたら、

その人ももっと落ち着いたのになぁ、

なんて思いながら、カーテンに隔てられたベッドで、

僕はじっとしてました。



 もちろん、その人の家族にも、

いろんな事情がありますよねぇ。



 でも、「俺には帰るところがない」

と言っていたのに、

家族の人がちゃんとお見舞いに来るのですから、

やっぱり、その人にも、

もう少し踏ん張って欲しかったような気もします。



 僕もそうですから・・・。



 その人、その翌朝午前2時に警察に発見されて、

連れ戻されてきたそうです。

 緊急の部屋か何かに入れられたのでしょう、

僕たちの病室には、やってきませんでした。



 あとで看護士さんに聞いた話では、

泥どろだったそうです。

確かに夕方から夜にかけて雷が鳴っていました。



 どこで、どうなさっていたのか・・・



 ものすごく不安で、つらかったと思います。



 ともかく、無事、病院に連れ戻されて本当に良かったです。

雷雨の中、ひもじいまま、体調不良のまま、そして精神的にも不安のまま、

行く当てもなくさすらったら、

下手したら、死にますよ。

たぶん、僕なら、死んでます。



 ほんと、無事、発見されて良かったです。



  今は、ここまで。また、読んで下さいね!

 皆さんにこれからもよいことがたくさんありますように!

ヽ(^o^;)ノ大丈夫。なんとか、なりますよ!

「あなたにも私にも、良いことだけ起こります(キッパシ!)」



----------------------------------------------------------------------

私のホームページは、

http://www.geocities.jp/momokokzk1/

です。

ご意見・ご感想はmomokokzk1@gmail.comまで送ってくださいね!

ご意見・ご感想大歓迎!!

(でも、お返事書けないかも。ゴメンナサイ)

★メールはプライバシーを守りながら、

ご紹介させていただくことがあります。

予め、ご了解ください。

 

inserted by FC2 system