行政書士の仕事



 私のメルマガは、本当に気まぐれに発行するにもかかわらず、

「メルマガが来ないと、

 この前のJR福知山線の事故で

 お怪我でも為されたかと心配します」

なんてメール頂きます。

 ほんと、涙がちょちょ切れますね。



 さて、先日の、我が阪神支部の総会、

私は、残念ながら出席できませんでしたが、

新規会員の中から、

「支部は、仕事を斡旋するなど、

 もっと会員の面倒を見んかい!」

との意見が出たとか。



 この意見に対する、現会員の意見は様々です。



 私の意見は、

基本的に自由競争がいいと考えています。



 創意工夫した者が、努力した者が、

報われる、というのが良いです。



 ですから、支部を含め、

あんまり周りから斡旋とか紹介とか制限とか

しない方が良いと思います。

斡旋とか紹介とかしたら、

「支部の顔が大切」

とか言って、必ず、いろんな制約がつくと思います。

現実に、今、弁護士会から、

「お宅のやっていることは、

 訴訟性があり、

 弁護士法72条に違反するので、

 やめときなさい」

というクレームが一行政書士に来る事たびたびです。

 でも、「訴訟性」なんて、どんな事柄にも必ずあります。

 どんな人でも、

(弁護士でも、行政書士でも、中小企業診断士でも、

 ファイナンシャルプランナーでも、電気工事士でも)

今、目の前に困っている人が居たら、

助けてあげれば良いのです。



 以前、いつかの日記に書きましたが、 

基本的に、ラーメン屋さんの営業と一緒です。

美味しい、とか、親切だとか、腕が良いとか、

風評が広まると流行るということです。



 最近、高い家賃の賃貸住宅を引き払って、

古いけれど賃料の安い市営住宅に

移って来た一人身のおばさんが居ます。

ほんとに真面目な人です。

一番安い賃料のままで居る為には、

今のパートでは年収が多すぎるので、このパートをやめて、

今、別の安い(!)パートの仕事を探している、

というのです。

 前の賃金の良いパートを辞める前に、

どうして、私に相談してくれなかったのか、

と思います。

 パートをガンガンして、

ガンガン稼いで、

(そんな事言っても、

 年収99万円〜200万円という世界ですよ)

今の安い賃料の市営住宅にそのまま居れる

方法を

私ならおそらく二つ、三つ考えつきます。

 それは、法律に違反しない方法なのか?



 もしかしたら違反するかもしれません。



 でも、その人にとって、死活問題だし、

気をつけるべきは、

取り締まられるかどうかでしょ?



 尼崎市内は原則時速40キロ制限です。

 幹線道路(国道2号線)でも、時速50キロ制限です。

 そんなのきっちり守ってたら、渋滞してかえって危ないです。

 ねずみ取りは確かにやっています。

 でも、時速10キロオーバーまでは取り締まらないと、

私は勝手に解釈しています。

 さらに言えば、ねずみ取りのやっているところだけ、

時速を落とせばいいのです。

 (ただし、事故ったら自己責任ですよ。)



 大掛かりな脱税ではなくて、

年収99万円に押さえていたところを年収150万円稼いで、

古い市営住宅の賃料も一番安いままにしたい、

と言うだけの事じゃないですか。

 批判があることを承知で言えば、

 厳密に言えば法律に違反するかもしれないけれど、

取り締まられないようにすればいいのです。

 現にそうして、速度オーバー(法律違犯です)の車が、

いつでも走っているじゃないですか!

 「あなた、年収99万円を超えたら、賃料値上げです」

それに対抗する庶民の知恵があっていいと思います。

(ベンツ乗って、市営住宅に住む話しとは、

 違う事情があるのですから・・・)



 話しを元に戻して、

上のおばさんが、もし、僕に相談してきたら、

僕は、無事解決したならば、20万円くれと言うでしょう。

 それを高いととるか、安いととるか・・・。

社会保険完備のパートの仕事について、

ガンガン働けて、

(ガンガン働いたって、多分年収200万円がやっとでしょう・・・)

古いけれど賃料の安い市営住宅にこのまま住めるなら、

20万円払う値打ちはあると思います。

これは別に行政書士なんて資格はぜんぜん要りません。

「行政書士」っていうただの「看板!」が

ほんの少し、専門性(?)を感じさせるだけです。



 どんな商売をするか、

それはその人次第で決めるものです。



 僕の商売の基本原則

(何回も書いてますが、)

 

 相手良し、

 自分良し、

 世間良し。



 です。



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