法律系資格(行政書士とか)の仕事



 今日、家に帰ったら、

お客様からFAXが入っていました。

昨年の交通事故の件です。

私の場合、交通事故の保険金請求等のお仕事は

かなり時間をかけます。

(と言うか、時間かかります)



 FAXの内容は、

手術の日取りを教えてくれるものでした。

文面の最後に、

「これからの事よろしくお願いします」

とありました。



 やっぱり、そんな風に言われると、

嬉しいですね。



 法律系資格(行政書士とか司法書士とか税理士とか弁護士とか色々)

のお仕事は、お客様の御依頼に基づいて

書類書いたり、交渉したり、連絡したりします。

お客様はご自分の要求を精一杯主張なさいます。

それを適切に(!)解決することが、

法律系資格の仕事だと思っています。



 たとえば、依頼者の方が、

「これこれの事が、某国の商法に違反しないか教えて欲しい」

と来たとします。

間違いなく、答えは

「いいえ、違反しません」

でした。

お客様は、その答えを聞いて、喜んで帰っていきました。



よく出される話しなのですが、

その事例、

某国の商法には違反しませんでしたが、

某国の刑法に違反していました・・・。

「どうしてそれを教えてくれなかった?」

と詰め寄るお客様とどう向かい合うか。



 あと、もう一つ、

依頼者の話しを聞いたところ、

あなたの見通しとして、

もし裁判に持ち込んでも負けそうだと言うような場合、

それでも、依頼者は切々と自分の窮状を訴えます。

それを何処まで聞いてあげるか。



 そういう事が「苦手」な人には、

これらの法律系資格の仕事は、

もしかしたら、向いてないかもしれません。

 このあたり、私にもよく分かりません。

もっとドライでビジネスライクな方が、

法律系資格の保持者には向いているのかもしれません。



 ドロドロした人間の感情と

もろに向き合う仕事であることは間違いありません。



 さて、今日も刑法いってみましょう。



「酔って(因って)強姦」



強盗致死傷罪(刑法240条)は、

条文上「よって(因って)」が無く、

故意犯と結果的加重犯の両方を含むと解されます。



これに対して、強盗強姦致死罪(241条)は、

条文上「よって(因って)」とされ、

結果的加重犯と解されます。



強姦致死傷罪(181条)も同様です。

 ただし、強姦致傷罪において、

 傷害の故意が有る場合に

 傷害罪(204条)と強姦罪(177条)との

 観念的競合(54条1項前段)とすると、

 刑の最重が、有期懲役(原則15年まで。加重して20年まで)となり、

 傷害の故意が無い場合(強姦致傷罪181条)の刑の最重が

 無期懲役であることと比較して、

 刑の不均衡が生じます。

 (つまり、怪我させてやろうと思って強姦する方が

  刑が軽くなる)

 それゆえ、傷害の故意が有る場合には、

 強姦致傷罪(181条)一罪のみ成立すると解します。



強盗して致死傷の結果を発生させた場合(240条)と

強姦して致死傷の結果を発生させた場合(241条、181条)との

条文上の違い

(結果的加重犯であることを示す「よって《因って》」という文言の有無)

を覚えるための語呂合わせです。



強盗だけの場合(240条)には「よって(因って)」が無く、

強姦がある場合(241条、181条)には

「よって(因って)」が有ります。



 「酔って(因って)強姦」



と覚えています。



 ちょっと強烈な語呂合わせでゴメンナサイ・・・。



 皆さんの勉強に、ほんの少しでもヒントになれば幸いです。



今日は、ここまで。また、読んで下さいね!

皆さんにこれからもよいことがたくさんありますように!





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