「希望格差社会」



 

 今日は、民主党衆議院議員 中村てつじ氏の発行する

メルマガ「国会からの手紙」第217号の記事から紹介しましょう。



 中村てつじ氏は、私の一昨年の12月5日の日記

http://www.geocities.jp/momokokzk1/Dec05.html

で紹介した、

民主党衆議院議員(2期目)で1971年生まれで現在33歳です。



 「希望格差社会」とは、山田昌弘(やまだ・まさひろ)氏著の

本の名前です。



 以下、メルマガ「国会からの手紙」第217号の記事から引用します。

(「」内が引用したところです。)



「本の内容を一言で言うと、

 現在の日本社会の格差は、程度の差という量的な格差ではなく、

 『将来への希望を持てるか』という質的な格差にまで広がってし

 まっているというものでした。」



「『希望格差社会』←『日本社会は、

 将来に希望がもてる人と将来に絶望している人に分裂していくプロセス

 に入っているのではないか。』」



ふ〜ん、なるほどねえ。



「こうして『量的格差(経済的格差)』は

 『質的格差(職種やライフスタイルの格差、ステイタスの格差)』を生み、

 そこから『心理的格差(希望の格差)』

につながるのである。」



「特に、時代変化に敏感で、

 不安定化の影響を真っ先に受けている若者たちの中には、

 未来に対する不信感、そして、将来の自分の人生に対する絶望感に

 とらわれるものも多くなる。」



そうかもしれないなあ。

でも、将来への漠然(ばくぜん=はっきりしない様子)たる不安なんて、

芥川竜之介(あくたがわりゅうのすけ

      =「蜘蛛(くも)の糸」とか書いた大正時代《!》の作家)

だって持ってたもんなあ。



 つまりだなあ、まるかつ的にまとめると、

若者たちよ!(俺もまだ若いけど)

今、どんなに、パッとしなくても、イケテ無くても、

お金無くても、学歴無くても、恋人無くても、

希望さえ持ってたら、なんとかなるのであ〜る!!



 希望持つだけじゃなくて、

ともかく、カタツムリより遅くてもいいから、

その希望に向かって努力すること!

ずっ〜と寝ているチーター(足速いらしい)は

寝たまま飢え死にするけど、

ともかく這(は)ってるカタツムリは

もしかしたら、えさにたどり着けるかもしれない。

たどり着けなくて、やっぱり飢え死にするかもしれないけど、

もし君が這ってきた道が、君の選んだ、君の好きな道なら、

飢え死にしても、きっと悔いは無いよ。

「あ〜、俺の選んだ道は、間違ってたか。

 あるいは、俺には遠すぎたか。

 フフフ、俺もここまでか。

 まあ、いいか。

 我ながら身の程知らずであった、

 ワッハッハ」

と、きっと笑顔で人生を終わるでしょう。

(間違い無い!

 ポン!《まるかつ太鼓判の音》)



さて、今日も憲法いっときましょう。

(興味の無い人、ゴメンナサイ)



今日は、現行憲法17条と40条の比較です。



    国家賠償請求権       刑事補償請求権



条文   17条           40条



具体化  国家賠償法         刑事補償法



対象者  日本国民と、        すべての人

     我が国と相互保証のある

     外国人に限る

     (国家賠償法6条)



対象行為 公務員の不法行為      抑留・拘禁

                 (死刑を執行された者も対象です。

                  この場合は原則最高3000万円。

                  刑事補償法第4条3項)

なお、

刑事補償法第五条 

 この法律は、

 補償を受けるべき者が国家賠償法その他の法律の定めるところにより

 損害賠償を請求することを妨げない。

(「刑事補償法の対象となる抑留・拘禁」も

 「公務員の不法行為」なのだから、当然ですね・・・と覚える)



 ポイントは、

国家賠償法の対象者は、「すべての人」ではない(!)事です。

それに対して、刑事補償法は、

間違って死刑にするなんてその人個人に対して酷(ひど)すぎるから

「すべての人」が対象です・・・と覚える。



 皆さんの勉強に、ほんの少しでもヒントになれば幸いです。



今日は、ここまで。また、読んで下さいね!

皆さんにこれからもよいことがたくさんありますように!



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