非常識!

 先日、自宅近くのスポーツクラブにて、
仕事で疲れた体をサウナで温めていたら、
太った、ツルツル頭のオッサンが、
サウナから出て、そのまま、汗だらけのまま
ドッパ〜ンと湯船につかりやがりました。
 「オッサン、ナニすんねん!!
  シャワー浴びるか、柄杓(ひしゃく)で湯船の水をすくって、
  汗を流してから、湯につからんかい!!
  気持ち悪〜て、他の者(もん)がつかられへんやんけ!!」
 もうちょっとで血を見る所でしたが、
大人の私は、じっと黙って、
見過ごしてやったのでした。
 全く非常識な人間が増えてきて困ったものだ・・・。

 別の日。
 またまた、私は、スポーツクラブのサウナで
仕事で疲れた体を温めておりました。
 10人も入れば、いっぱいの小さなサウナルームです。
 私ともう一人、計2人入っておりました。
 そこで、私は、仕事の疲れと、リラックスした雰囲気に流され、
一発「ブー」とやってしまったのです。
もう一人の人は、顔をそむけて、じっと黙っておられました。
きっと、心の中では、
 「オッサン、ナニすんねん!!
  こんな狭い所で、でかいオナラするなんざ、
  非常識もええとこや!!
  俺に喧嘩売ってるようなもんやんけ!!
  血見る目に会わせたってもええけど、
  俺も大人や、
  今日の所は、黙っといたろ。
  ホンマに非常識な人間が増えてきたもんや。」
と言う心境だったに違いありません・・・。

 また、別の日。
 またまた、わたしは、例のサウナで、
テニスで疲れた体を温めておりました。
 サウナから出て、体を洗っておりますと、
「ちょっと、ちょっと、
 開けっ放しやで」と、
若い、エエ体(ガタイ)の兄ちゃんが、
年配の、小柄なおじさんの体を後から叩いております。
 どうやら、サウナも含めた浴場の入口に入る際、
入口の引き戸を閉め忘れたようです。
 年配のおじさんは、
「あっ、どうもすいません。」
と謝って、小走りに閉めに行かはりました。
 またまた、私は、
 「そんなん、わざわざ、注意するほどのことちゃうやんけ!!
  次の人が入ってくるときに閉めたらええんやし、
  なんやったら、
  気付いた自分が黙って閉めにいったらええやんけ!!」
とまたまた、(声には出さずに!)頭に血を上らせておりました。
 だって、傍目(はため)には、
おっきい強い人が、ちっちゃい弱い人を
いじめてるように見えたんですもん・・・。
 でも、怒ってるのは私だけで、
当の二人は、普通に湯船につかってはります・・・。

 結局、
「非常識な人が多い!」と
怒っていても、
自分も誰かを怒らせてたり、
怒らなくていいのに、
勝手に怒ってたりするんですよね。

 私もまだまだ修行が足りません・・・。

今日は、ここまで。また、読んで下さいね!
皆さんにこれからもよいことがたくさんありますように!

2003年04月26日23時59分59秒
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